下咽頭癌に対して化学放射線療法( CRT)や Cetuximab併用放射線療法( BRT)が選択される割合が増加してきている。当院では以前、 Docetaxel( 20mg/m2×biweekly)併用 CRTを行っていたが、全身状態により Cisplatin( 80〜100mg/m2× triweekly)併用 CRTか BRT( Cetuximab初回 400mg/m2、以降 250mg/m2×weekly)を選択するように基本方針を変更した。今回は2012年6月から2017年12月の間に下咽頭扁平上皮癌に対して CRT、 BRTを行った37例( T1 :4例、 T2 :21例、 T3 :10例、 T4b :2例)を対象とした。放射線治療( RT)に併用した薬剤は、 Docetaxel :14例、 Cisplatin :12例、 Cetuxi-mab :11例で、 RT完遂例の照射線量は 66Gyか 69.96Gyであった。 RT前、6例に化学療法、9例に頸部郭清を行っていた。 CRT、 BRT例の治療成績を中心に比較検討し、文献的考察を加えて報告する。
2019/05/11 13:50〜14:50 ポスター会場