第120回 日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会

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気管切開術は耳鼻咽喉科医にとっては、専門医取得までに習得しておくべき基本手技であり、一般外科医や脳神経外科医にとっては「処置」としての認識がなされている手技であるが、一概に気管切開と言っても、術式や気管カニューレの選択など、適切な対応がなされないと時に重篤な合併症をもたらす。2018年6月には日本医療安全調査機構より、医療事故の再発防止に向けた提言として「気管切開術後早期の気管切開チューブ逸脱・迷入に係る死亡事例の分析」が発表され、各施設で気管カニューレ管理に関するルール作りが進められている。気管カニューレは同じ内径でも種類により長さや弯曲が異なり、同じ会社の製品であってもリニューアルに際しカニューレ不適合を起こすことがある。そこで、2019年4月時点でのわが国における代表的な気管カニューレの形態の比較を行い、気管カニューレの形態面から見た安全な気管切開管理について考察する。

2019/05/09 17:40〜18:46 ポスター会場