第120回 日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会

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在宅介護の現場で嚥下障害患者に対する多職種連携の有用性については言うまでもない。しかし、実際に各職種がどのような貢献ができるか理解できているとは言い難い。これは、それぞれの職種がこの領域で具体的に何ができるのかなどについての理解が乏しいためと考える。
当院では、摂食・嚥下・口腔ケア部会認定職員養成講座と認定制度を平成25年から開始し、その概要については、第117回(名古屋)の本学会において報告した。平成29年度からは、認定職員がこの領域でさらに知識と技術を向上させることを目的にスキルアップ研修会を開催している。研修会では、症例を提示してグループワークを行い、部会の各職種が解説を行う方式を採用している。これらの研修会を通じて、相互理解がなされ、有意義な多職種連携が実現されていると実感している。スキルアップ研修会の実際について報告する。

2019/05/11 13:50〜14:50 第10会場