第120回 日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会

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タイトル

First bite syndromeは食事の最初の咀嚼時に術側の耳下部に強い痛みを生じる病態で、副咽頭間隙腫瘍手術・耳下腺深葉腫瘍手術・頸動脈小体腫瘍・外頸動脈および交感神経幹の結紮を伴った手術での合併症として知られている。主な発症原因は交感神経の損傷とされているが、その発症率や発症後の経過などは報告によってさまざまである。今回2013年1月から2017年12月までの5年間に当院で、副咽頭間隙腫瘍手術(ルビエールリンパ節廓清術を含む)・耳下腺深葉腫瘍手術・頸動脈小体腫瘍・外頸動脈および交感神経幹の結紮切除を伴った手術を行った患者76例(男性54例女性22例)を対象とし、発症率、発症後の経過、術中所見について検討を行ったので、若干の文献的考察を加えて報告する。

2019/05/11 9:15〜10:15 第9会場