【目的】高齢者のめまい患者の中には、ふらつきを訴える例が散見される。今回、高齢者における、いわゆる回転性めまいではないふらつきめまい患者の状況と、近年着目されているフレイルと加齢性平衡障害のかかわりを考察することを目的とした。
【方法】当科を受診しためまい患者診療録から検討可能な当該患者を後ろ向きに検討した。
【結果】当科外来受診患者のうち咽喉頭炎に次いでめまい患者は相当数にのぼっていた。今回検討できたふらつき症例は数例であったが、不思議なことにウォーキングやジムでの運動習慣のある高齢者も含まれていた。
【考察】高齢者のふらつき患者は何科が診るのであろうか。神経内科、整形外科、リハビリ科などが連携して診るのであろうか。体平衡を維持する平衡器官、中枢、骨格筋力の一翼としての耳鼻咽喉科医のかかわりを考えてみた。
2019/05/11 9:15〜10:15 第4会場