第120回 日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会

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タイトル

初期研修医にとって2年間の研修期間は、頻繁にかかわる疾病に対応するための基本的な診療能力を習得する重要な期間である。一方でわれわれ耳鼻咽喉科医にとっては、初期研修医に耳鼻咽喉科の魅力を伝え、将来の耳鼻咽喉科医の発掘や育成を行う重要な期間と言える。当院では多くの初期研修医に耳鼻咽喉科で研修してもらい、耳鼻咽喉科の魅力を伝えるためにさまざまな取り組みを行っている。耳鼻咽喉科に興味を持ってもらうために医局ホームページの充実や定期的に勉強会を開催している。また、耳鼻咽喉科を選択した研修医に対しては、診療内容に関するクルズスの開催や習得した診療能力の見える化により耳鼻咽喉科研修での成果を実感できるよう研修前のアンケートと研修後の振り返りを行っている。これらの取り組みにより初期研修で耳鼻咽喉科を選択する初期研修医の数は増加し、取り組みの継続によりその効果は持続している。われわれの施設で行っている初期研修医への取り組みを研修に際して実施しているアンケートの集計結果とともに報告する。

2019/05/10 11:20〜12:20 第6会場