大学病院における耳鼻咽喉科学の臨床実習では医学部学生に対してクルズス、実習(他病院への実習も含む)を行われているが、どのような実習内容が学生に興味をもたれているかなどについては報告が少ない。そこで本学の臨床実習終了後の時点で学生に、実習に対する感想、興味をもった実習内容についてのアンケートを実施し回収した。学生にとって最も印象的であった点は「手術(頭頸部外科、耳科、鼻科含む)」、続いて「扱う分野の広さ、内科的、外科的、さまざまな検査と多彩なところ」、検査の体験(喉頭・鼻咽腔ファイバー)が最多、次にカロリック検査であった。大学病院以外で手術見学を経験したことも好印象であった。上記の内容についてさらに少数意見を含めて感想をまとめ報告する。これらを踏まえて医学部学生に臨床実習を検討していきたいと考えている。
2019/05/10 11:20〜12:20 第6会場