【はじめに】神奈川県地方部会で開催している耳の日の相談会は、徐々に認知されるようになり定着した事業となってきている。平成30年度は平成31年3月3日に開催した。【方法】難聴や補聴器を装用しても、コミュニケーションに困難を感じている人のための相談会のため、新聞広告や耳鼻咽喉科外来、許可をもらった鉄道会社にポスター貼付で告知したうえで相談者の受付を往復はがきで行った。返信ハガキで相談時間を通知するようにした。相談当日は聴力検査や問診を施行し、耳鼻咽喉科医師や認定補聴器技能者の複数名での対応とした。【結果】補聴器の装用経験のない難聴相談の者は、自分の難聴の程度や補聴器が必要であるかどうか、補聴器とはどのようなものであるかの情報収集が多かった。また補聴器装用者では、自分の補聴器が適合しているかどうか知りたいと思う者が多くいた。それぞれの状況に応じて耳鼻咽喉科や補聴器専門店への紹介を行った。【考察】難聴の状態や補聴器の特徴について十分に説明し、適切なアドバイスを提供する必要があると考えられた。
2019/05/10 11:20〜12:20 第5会場