第120回 日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会

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当院では鼻副鼻腔領域の日帰り手術においてイリゲーション機能を付加した手術支援機器を使用している。イリゲーション付き手術支援機器は水散布機能を付加した吸引装置で、さらに凝固機能や切除機能を付加した機器もある。洗浄と吸引を行いながらさまざまな操作を行うことができるため、効率よく手術をすすめることができる。散布する生理食塩水は、従来は室温のままで使用していたが、一般的には低温よりも体温に近い温度の方が止血機能が高くなると言われているため、最近は生理食塩水を体温程度に温めてから散布するようにしている。今回、われわれは、温水を使用したイリゲーション付き手術支援機器の効果について検討し、報告する。

2019/05/10 10:20〜11:20 第3会場