目的:発声時の音圧変動を計測し、その特徴を明らかにする。
方法:声帯上での音圧変動の計測は内視鏡先端の音圧を計測するプローブ型マイクロフォンを鉗子孔にマイクロフォンアダプタに1 /2インチマイクロフォン(B & K, Type 4192―L―001)を取り付けた音圧を計測した。
結果:内視鏡の鉗子孔を利用したプローブ型マイクロホンを用いて、ヒトの発声時の音圧変動を声門上部で計測した。音圧を計測した結果、計測点が声門上から離れて喉頭蓋上部に移動しても、基本周波数の音圧の大きさに大きな変化は見られなかった。音圧は 80dB〜100dBであった。基本周波数の整数倍の周波数の音圧が特徴的に見られ、 2kHz〜 5kHzの高周波成分も含まれており、母音についてフォルマント分析を行った。
2019/05/09 11:50〜12:40 第7会場