第120回 日本耳鼻咽喉科学会総会・学術講演会

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当院では約40年前から上咽頭処置(Bスポット治療)を実施しており、その治療効果を実感している。最近その治療効果は耳鼻咽喉科以外の医師にも注目されるようになり、主治医から治療を勧められ当院を受診する患者数は以前より増えている。また患者自らが本やインターネットなどで調べ治療を希望して受診する例も少なくない。われわれは2017年3月から2018年11月までの間にBスポット治療を目的に当院を受診した374例(男性122例、女性252例)、年齢(8歳〜88歳)について、その傾向、治療効果について検討したので報告する。治療を希望した原因となる患者の訴えや疾患としては後鼻漏が139例と圧倒的に多く、次いで鼻の奥の違和感(上咽頭の違和感)58例、頭痛29例、 IgA腎症24例、慢性疲労症候群19例、のどの違和感15例、慢性関節リウマチ9例、アレルギー性鼻炎8例、めまい5例、自律神経失調症5例、鼻閉5例、掌蹠膿疱症5例、肩こり5例、倦怠感5例、微熱4例等となっていた。

2019/05/09 11:50〜12:50 第3会場