第78回 耳鼻咽頭科臨床学会 総会・学術講演会

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2014年10月より「シダトレンスギ花粉舌下液」が処方可能となり,より低侵襲にアレルゲン免疫療法が施行できるようになった.学会等でも舌下投与に対する報告が増え,注目を集めている.しかし,処方医は登録制であり副反応も皆無ではなく,実際の臨床の場での問題や疑問など不明瞭な点は多い.
今回我々は,山形県内で勤務する耳鼻咽喉科医83名に対しアンケート調査を行ったところ65名より回答を得た(回答率78.3%).2015年8月の段階で,シダトレン処方資格を持っている医師は26名(40%),講習会のみ参加した医師は10名(15%),講習会も未受講の医師は29名(45%)であった.処方資格医の割合は勤務医8名,開業医18名,実際に処方したことのある医師は26名中5名であった.副反応は軽微なもののみであり,重篤な副作用は認められなかった.その他,導入を断念した症例,シダトレンを処方した患者層や実際使用してみての医師側の疑問点などをまとめたので報告する.

2016/06/23 17:30〜18:06 P19群

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