第78回 耳鼻咽頭科臨床学会 総会・学術講演会

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薬物治療や局所清掃などの保存的治療で改善しない慢性鼻副鼻腔炎例に対しては手術療法が必要であり,内視鏡下鼻副鼻腔手術が一般的に普及しているが,その際の重篤な合併症として眼窩内損傷が挙げられる.予防のためには必ず眼窩内側壁を明視,触知しつつ慎重に操作することが肝要であるが,術前より骨欠損を合併している症例が少数存在しており特に注意を要する.さらに外傷などのエピソードがない特発例もあり,画像検査等による術前評価が重要である.また,術中にナビゲーションシステムを併用することでより安全な操作が可能である.今回,当院にて経験した術前より眼窩内側壁欠損を合併していた鼻副鼻腔炎例を検討し,代表例の手術動画を交えて報告する.

2016/06/23 10:10〜11:10 第3会場

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