第78回 耳鼻咽頭科臨床学会 総会・学術講演会

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鼻内内視鏡手術は手術支援機器の進歩とともに革新を続け,近年では鼻副鼻腔手術にとどまらず,さらに進んだ手術が盛んに行われるようになってきた.内視鏡手術の際に用いる最も重要なツールの一つとして,シェーバーシステムが挙げられる.シェーバーシステムの登場は,従来の鉗子やノミの操作だけでは効率が悪く,また操作しにくい部位,不可能であった手技も可能になり,鼻科手術のステージを大きく押し上げた要因のひとつと言える.現在では保険収載もなされており,鼻科手術には欠かせない支援機器になっている.今回我々は,オリンパス社が発売するDIEGO ELITEを使用する経験を得たので,このシェーバーシステムの新しい機能や特徴を踏まえて有効な使用方法を模索し検討したので報告する.
DIEGO ELITEはグリップホールドができ,シェーバーの使用中に起こる内腔の閉塞への対策がなされ,さらに,電気凝固を同時に行える,ブレードの先端を使用中に回転できるなどの魅力的な要素を多く搭載している.今回,実際の使用から得た有効な使用方法の検討と率直な使用感を含めた報告を行う.

2016/06/23 10:10〜11:10 第3会場

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