第78回 耳鼻咽頭科臨床学会 総会・学術講演会

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当科で1991年から2012年の22年間に入院加療を行った頭頸部腫瘍性疾患をデータベースにて検索すると,頭頸部腫瘍性疾患3828例であった.このデータベースを元に,嗅神経芽細胞腫の臨床統計を行った.結果として嗅神経芽細胞腫は8例抽出された.2013年の頭頸部癌全国統計5912例のデータを元にすると,嗅神経芽細胞腫は12例と報告されており,全国平均と比較し,発生頻度に大差ないと思われた.現在,嗅神経芽細胞腫の治療手段としては手術治療が標準治療であるが,当院の治療方針として,手術を拒否される症例の代替治療のうち粒子線治療の適応が拡大している.本腫瘍は稀な腫瘍であり,治療法別予後などについての報告は少ない.今回我々は,これらの病期・治療内容・生存率について検討し報告する.

2016/06/23 9:00〜10:10 第3会場

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